漢方用語辞典

萎黄(いおう)

痿黄(いおう)とも書く。体が黄色くツヤがないが、目は黄色くなってはいない状態。 脾胃が弱っていて血も作れず、気血両虚が進行した状態で見られる症状。
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畏寒(いかん)

寒さを嫌がること。悪寒よりは少し軽い感じで、暖房や厚着などにより軽減する程度のもの。
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陰液(いんえき)

体内の液体のこと。津液と概ね同じ意味ですが、陰液の方が少し広い意味で使われます。 津液とは「体内で必要な水分」というイメージで、現代語でいうと組織液などを指すと思いますが、陰液というと津液以外にも血や腎精(腎に蓄えられている生命力の...
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陰血(いんけつ)

血のこと。 血は陰陽でいうところの「陰」の性質をもつので、そのことを強調したい文脈で使われる。 意味的には気血津液の「血」のことという認識でOK。 例えば加味逍遙散の証では肝気鬱結で肝に部分的に気(陽)が多い状態になりま...
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陰虚(いんきょ)

陰(血や津液、精など)が不足している状態。 一般的に陰が不足すると熱くなりやすくなる。この状態によって生じる熱を虚熱という。 ☆イメージ ヤカンでお湯を沸かしているとしたら、「コンロの火」が陽、「ヤカンの水」が陰。 ...
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咽乾(いんかん)

喉や口の中が乾燥すること
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陰(いん)

陰陽の「陰」は陽と相対する事物属性を示す概念。 ・斂(引き締まる) ・降(降りる) ・収(収まる) ・蔵(ため込む) ・暗(暗い) ・静(静か) ・寒(寒い、冷える) ・濁(濁っている、ドロ...
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噯気(あいき)

げっぷのこと。 漢方では胃の不調のサインの1つと考えます。 宿食(未消化の食べ物)が胃に停滞して、胃の受納機能(キャパ)を超過することによって生じた胃の濁気(汚いエネルギー)が上逆してくる症状と考えます。 半夏や生姜、茯...
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疝痛(せんつう)

主に腹部臓器の平滑筋の攣縮れんしゆくによって起こる疼痛で,強い痛みが間隔をおいて繰り返し襲ってくるもの。
生薬の解説

茴香(ういきょう、ウイキョウ)

■薬効分類:温補薬 ■性味せいみ:辛味、温性 ■帰経きけい:腎、膀胱、胃 ■効能:腎を温めて寒を除く。胃を調和して気を巡らす。冷えによる疝痛や下腹部の冷通、腎陽虚による腰痛や胃痛、嘔吐、脚気などを主治としている。 ...
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