漢方用語辞典

小腹不仁(しょうふくふじん)

下腹部が軟弱無力で、圧迫すると腹壁は容易に陥没し、按圧する指が腹壁に入るような状態で、通常圧痛および自発痛は認めない。(「不仁」だけで「弱って感覚がなくなっている」みたいな意味) 臍下不仁(さいかふじん)とも呼ばれる。 足腰や...
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俛仰(ふぎょう、めんぎょう)

うつむくことと仰ぎ見ること。見回すこと 使用例: 肩甲痛み俛仰すべからざるを消す (肩甲が痛くて首を動かせない状態を治す) ■あいまい検索用 めんこう、ふこう、めんあおぐ、めんあおぎ
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壅(よう)

塞ぐこと。 使用例: 肺気壅滞(はいきようたい) →風寒、熱、痰によって肺気が邪魔をされている状態のこと。柴陥湯などを使う。
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不仁(ふじん)

触られても感じない状態。別名「麻木」とも呼ばれる。 触覚が鈍化するだけでなく、痛覚や温度覚などの感覚も鈍化または消失した状態。 気血の巡りが悪いことなどが原因で起こる ■あいまい検索用 ふにん
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厥冷(けつれい)、手足厥冷、四肢厥冷

手足の末端が冷えること。 具体的には四肢の冷えが肘より上、膝より上に現れた症状のことを言う。 「手足逆冷」「四肢厥冷」「四逆」とも言う。 使用例: 附子は裏を温めて四肢厥冷を解消する ■あいまい検索用 ...
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踒躄(いへき、わへき)

足の骨折や捻挫などで足が不自由な状態 使用例: 附子は寒湿の踒躄、拘攣膝痛し、行歩能わざるを主る(神農本草経) →附子は冷えて湿気が入ることによる足の捻挫などの痛みで膝が痛くて歩けないようなときに使います あいまい...
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積聚(しゃくじゅ)

腹部、胸部に起こる激痛。癪(しゃく)。さしこみ。また、癇癪(かんしゃく)。 使用例: 附子は癥堅積聚・血瘕を破る(神農本草経) →附子は腹部や胸部で血の流れが悪くなって固まって起こる痛みを破って解消します ■あいま...
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金瘡(きんそう)

刃物など主に金属でついた切り傷 使用例: 附子は温中、金瘡を主る(神農本草経) →附子は体内を温めて切り傷の治療にも使われます(冷えにより血流が悪いものに限る) ■あいまい検索用 こんそう、かねそう
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温中(おんちゅう、うんちゅう)

温補薬(温もりを補う薬)を用いて脾および胃などを温め、陽虚を治療する方法 使用例: 附子は温中散寒作用がある (附子は体内を温めて冷えを散らす働きがある)
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風寒(ふうかん)

風邪(ふうじゃ)と寒邪(かんじゃ)が合わさった邪。 風邪にのって外気からやってきて身体を冷やしたりする邪気。 風邪に侵されると「風に当たるのを嫌がる、ゾワッとする」 寒邪に侵されると「冷えるのを嫌がる、寒い、ゾクゾクする...
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