導入
お疲れ様です。薬剤師きたくんです。
今回は「肺と腎の関係と呼吸の養生」についてお話しします。
呼吸って、肺の仕事だと思ってませんか?実は、漢方では「腎」もすごく関係してるんです。
特に、息切れしやすい人、疲れが抜けにくい人、寒くなると呼吸が苦しい人…そんな方は要チェックの内容です!
本題
① 肺と腎は相性バツグンのコンビ(五行で見ると「金生水」)
漢方では五臓の関係を「五行説」で説明するんですけど、肺は「金」、腎は「水」に属します。
そして金は水を生む――つまり、「肺が腎を助ける関係」なんです。
具体的には、肺が外から取り込んだ新鮮な空気(清気)を、腎が体の奥にグッと引き込んでくれる。
この腎の「納気作用(のうきさよう)」が弱ると、息が浅くなったり、疲れやすくなるんです。
② 肺と腎で支える「水の流れ」
もうひとつ大事なのが、水分代謝!
肺は、呼吸や汗として余分な水を外に出す「宣発・粛降(せんぱつ・しゅくこう)」が得意。
一方、腎は、体内の不要な水をおしっこに変えて排出する「濾過と再吸収」のプロ。
このふたつがうまく連携してると、むくみや乾燥とは無縁の、バランスのとれた体を保てるわけです。
③ 「納気」ってどんな作用?
納気というのは、肺が吸い込んだ空気を、腎が下へ引き込む作用のこと。
この腎のパワーが弱ると、吸った空気を体の奥まで送れず、浅くて速い呼吸になったりします。
逆に、腎がしっかりしていると、深くゆっくりした呼吸ができて、疲れにくいカラダに。
④ 呼吸法による肺腎の養生
おすすめの呼吸法を3つ紹介します!
- 腹式呼吸(丹田呼吸)
→ 鼻からゆっくり吸ってお腹を膨らませ、口から吐いてお腹をへこませる。1日3〜5分でOK! - 逆腹式呼吸
→ 吸うときにお腹をへこませ、吐くときにふくらませる。腎の納気作用がアップ! - 保息(ほそく)法
→ 吸ったあと・吐いたあとに2秒キープ。肺と腎をつなぐ「呼吸マッサージ」になります。
⑤ 日常でできる簡単な養生法
- 朝晩に呼吸法を取り入れて、自律神経を整える
- 冷たい水ではなく、白湯や常温の麦茶をゆっくり飲む
- 適度な運動(ウォーキングや太極拳)で呼吸を深める
- 加湿器で乾燥対策、スキンケアで皮膚の潤いキープ!
まとめ
今日のポイントをおさらい!
✅ 肺と腎は「金生水」でつながるパートナー
✅ 呼吸の深さは「腎」の力に左右される
✅ 腎が弱ると呼吸が浅く、疲れやすくなる
✅ 呼吸法で「肺と腎の連携」を整えることが大切
おわりに
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それでは、また次回お会いしましょう!バイバイ!
このテーマ、次は「腎の衰えと老化の関係」なんてのも面白いかもですね?