東洋医学における体内時計「子午流注」入門

導入

お疲れさまです、薬剤師きたくんです。
「朝イチで頭がボーッとする」「夕方になると猛烈に眠い」「夜は目が冴えて眠れない」──そんな“時間帯ごとの不調”を感じたことはありませんか? 

実は中医学には、体内にも時計があって 2時間ごとに主役の臓腑が交代するという考え方があります。それが今日のテーマ、子午流注(しごるちゅう)。名前は難しそうでも、ポイントさえ押さえれば毎日のセルフケアにすぐ活かせるんですよ。


本題

◆ 子午流注って何者?

  • 子午=十二支の時刻を指し、1日24時間を2時間刻みで12分割。
  • 流注=気血の流れ。十二の経絡が「今この臓腑がフル稼働中!」とバトンを渡し合うイメージです。
  • 2000年前の古典『黄帝内経』に登場する、**“体内タイムテーブル”**の元祖。

◆ 2時間ごとの“臓腑の当番表”

時間帯主役の臓腑ひと言ポイント
3–5 時起床前の深呼吸でスイッチON
5–7 時大腸白湯+排便でデトックス
7–9 時温かい朝食でエネルギー補給
9–11 時冷たい飲食を控えて消化サポート
11–13 時軽い昼食&20 分昼寝で午後に備える
13–15 時小腸水分で栄養吸収を後押し
15–17 時膀胱トイレ休憩で集中力アップ
17–19 時夕食で“気”を蓄える時間
19–21 時心包入浴でリラックス&血流促進
21–23 時三焦ストレッチで全身の巡りを整える
23–1 時就寝して解毒サイクルを守る
1–3 時深い眠りで血を養い翌日リセット

覚え方:「夜は“胆・肝”を寝て守れ、朝は“肺・大腸”でスタートダッシュ!」

◆ 今日からできる3つの実践術

  1. 「肺の時間」に朝イチ深呼吸
    5 時前後、窓を開けて3回ゆっくり吸って吐くだけ。頭がクリアに。
  2. 「大腸の時間」は温活+おトイレ
    白湯を1杯。排便習慣がつくとデトックス効率が段違い。
  3. 「腎の時間」は“ゆる糖質”夕食
    17–19 時に暴飲暴食はNG。タンパク質+温野菜中心で「夜更かし疲れ」を防止。

まとめ

✅ 子午流注は“体内時計”を2時間刻みで見る中医学の知恵
✅ 「肺スタート・肝ゴール」の流れを意識するとリズムが整う
✅ 深呼吸・排便・温活を揃えるだけで一日の調子がグッと上がる

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それでは、今回も最後までありがとうございました!また次回お会いしましょう〜!


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