導入:
お疲れさまです、薬剤師きたくんです。
「豆乳を飲むと、なんだか胃が重たくなる気がするんです…」
このお悩み、実はけっこう多いんですよね。豆乳って体に良さそうなイメージがあるし、ヘルシーな飲み物として人気なんですが、「飲んだら胃がもたれる」って感じたこと、ありませんか?
今日はその理由を、薬膳や漢方の視点からわかりやすく解説していきます!
本題:
■ 豆乳の薬膳的な性質とは?
まず、豆乳は薬膳でいうと、
- 四気五味:平性・甘味
- 帰経:肺・脾・胃・大腸
- 主な作用:補虚損、生津、清肺、化痰、通淋、通乳
つまり、「体に潤いを与えて、気を補う」性質を持っています。特に脾(ひ)と胃に働きかけるので、胃腸を元気にしてくれる…はずなんですが、ここに落とし穴があります。
■ 胃がもたれる理由は?
薬膳的に見ると、豆乳は体液を増やす「生津」の作用が強いんですね。つまり、体に潤いを与える反面、水分が溜まりすぎやすくなるという側面もあります。
さらに「甘味」も脾胃を補う反面、摂りすぎると脾胃の働きが緩んでしまう。その結果、食べ物をうまく消化できずに、胃が重たくなるという状態が起こります。
とくに以下のような体質の人は要注意!
■ 豆乳が合わないかもしれないタイプ
✅ 脾気虚弱タイプ(ひききょじゃく)
→ 胃腸の働きが弱く、水分が溜まりやすいタイプ。朝ごはんが重く感じる人に多い。
✅ 痰湿内阻タイプ(たんしつないそ)
→ 体内に余分な水分や痰がたまりやすい。胃のあたりに「つかえ感」がある。
✅ 気滞タイプ(きたい)
→ ストレスで気の巡りが悪くなって、胸やお腹が重だるくなる人。
こういう方は、豆乳の「甘味・平性・生津」のパワーが裏目に出てしまうんですね。
■ 胃もたれしにくくするためには?
「でも豆乳、好きなんです…」って方も安心してください。
豆乳を飲むときに、**生姜(しょうが)や陳皮(ちんぴ)**をちょい足しすると、胃もたれを防ぎやすくなります!
生姜は胃を温めて湿を飛ばし、陳皮は気の巡りを良くしてくれるので、豆乳の弱点をうまく補ってくれるんですね。
さらに、体質的に脾胃の弱りが強い人は、**「六君子湯(りっくんしとう)」や「藿香正気散(かっこうしょうきさん)」**などの漢方薬で胃腸を整えるのもおすすめです。
まとめ:
✅ 豆乳は「甘味・平性・生津」で体にやさしいが、摂りすぎると胃に負担になることもある
✅ 脾気虚弱・痰湿・気滞タイプの人は特に注意
✅ 生姜や陳皮を加えるだけで、かなり胃もたれが改善される
✅ 漢方的な視点で、自分の体質を知るのが何より大切!
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